アレルギーなど犬の皮膚病専門のクリニック「アンカートラスト動物病院」に多く寄せられるご質問とその回答を紹介いたします。当クリニックでの治療を検討される際の参考にしていただければ幸いです。
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体が痒くて掻くこと自体は普通の行為です。問題は掻いた後にその部分が赤く腫れたり、血が滲んだり、名前を呼んでも掻く事が止められないこと。掻いている様子だけでなく、掻いた後の皮膚の様子を日頃からしっかり見てあげてください。
皮膚病には様々な原因が考えられます。ワンちゃんが普段食べている物や他の病気などで治療を受けている場合はどのようなお薬を飲んでいるか。また、生活環境の様子、お散歩やシャンプーの頻度などはもちろんのこと、いつも過ごしている場所はフローリングなのかカーペットなのか、シャンプー剤の種類は何か、お散歩ではどういったコースを歩いているのかなど、より細かな部分までワンちゃんの情報をしっかりとお伺いした上で判断させていただいております。
もちろん、ペットをめぐる生活環境が大きく変化したことに伴う外的要因も排除できないでしょう。かつてはトリミングサロンも少なく、お洋服を着ている子もあまりおらず、庭でワンちゃんが何かしていても特に気にしなかったのではないでしょうか。しかし、室内で生活するワンちゃんが当たり前の時代となり、飼い主様との距離が近くなったことで、これまでわからなかった細かいことがわかるようなったとも考えられます。
どのように飲ませるかも重要なことです。たとえばワンちゃんのご飯の中にお薬を混ぜてしまうと味が変わってしまい、食欲がなくなってしまう恐れがあるため、基本的にはおすすめしていません。
一口で与えられるよう、チーズ等に練り込ませて1日に必要な量を分けて与えるなど、ワンちゃんにストレスをかけずにお薬を与えるテクニックがいくつかありますので、そういった点に関しても丁寧にご説明しています。
また、日中働かれている方でもクリアしやすいように、お薬を飲ませる時間帯を朝、夕、夜に設定させていただいています。
まず、初診時には長めにお時間をいただいております。一見すると同じ部位に発症して、同じ病気に見えても、実は違った皮膚病だったということが多々ありますし、場合によってはお薬を用いることなく、食事内容やシャンプーを変えることで皮膚疾患を改善させることができる場合もあります。些細なことも含めて細かくお話しください。
上記以外にご質問がある方は、当クリニックまで遠慮なくお問い合わせください。